やめよう!エスカレーターの片側空け (写真を追加しました 2016.10.23) - facciamo la musica!

2014年12月6日(土)

強者のためのエスカレーター

 エスカレーターの片側を空けるマナーが、最近は駅だけでなくスーパーやデパートでも当たり前のように行われている。このせいで、片側はがら空きなのに乗り口に長い行列ができてしまうことも珍しくない。

 安全のために並んで乗るべき小さな子供とその親や、足の不自由な人とその付き添いも無理して前後に乗らねばならない。空いている片側はいかなる時も急ぐ人のための「歩行専用」という暗黙のルールができてしまったようだ。

 エスカレーターは、階段の歩行が困難な弱者のために設置されたはずなのに、多くの人達の「気配り」でエスカレーターを必要としない強者のものになってしまった。

 一方で車内の優先席で本当の「気配り」をする人の何と少ないことか。困っている弱い人より、威張っている強い者の都合で世の中が動く典型例を見る気がする。

 エスカレーターの片側を空けるルールなど存在しない。このせいで本当に不自由な思いをしている人のことを考えたい。

この記事の状況に私は我慢できません。エスカレーターを歩くごく少数の人のために、

この写真のようにみんなが一斉に片側を空ける、そんなに歩く人はエライんでしょうか。

おかしいじゃないですか。

大多数の人は、他人への思いやりで空けているのではなく、後ろから舌打ちされたり、

文句言われたり、果ては体当たりされたりするのが単に怖くて、仕方なく空けているだけでしょ?

そして歩いている人の多くは仕方なく「歩かされて」いるのではないでしょうか。

エスカレーターで絶対歩くな、とは言わないまでも、歩く人こそ立っている人に配慮すべきだと思うのですが…

本当に困っている人のことを考える心の余裕も奪われている状況、これは放置できない!と、

いくつかの行動を始めました。

1.空いている時は、できるだけエスカレーターの右側(歩行側)に立ち止まる。

 →空いている時では自己満足以外の効果はありませんが…

2.混んでいるときでも、たまには勇気を振り絞って右側に立ち止まる。

 →緊張しつつも、自分を先頭にずらっと人が並ぶのは爽快ですが、「邪魔なやつ」と思われるのが関の山。これを見倣う人が現れる効果も殆ど期待できません。自分を身の危険にさらすことにもなってしまいそう。

3.新聞の読者欄へ投稿して訴える。

 →上の記事は、実は私がある大手新聞社へ投稿したものです。残念ながら不採用。調べてみると、この新聞社だけでなく、他社も含めて同様の投稿が、ここ数か月内に掲載されていました。

4.鉄道各社やデパートなどの利用者投稿ページから、状況改善を訴える。

 →これまでに鉄道5社、デパート2社へ投稿し、全てから回答がもらえました。

回答の主旨はどこも似ていますが、

・現状には当事者としても苦慮している

・同じ声が多く寄せられている

・ステッカーや放送で、正しいエスカレーターの乗り方を呼びかけている

・今後も更なるマナー向上の呼びかけに努めたい

という内容でした。

つまり、エスカレーターを設置している側も、「片側空けのマナー」は問題ありと見ているわけです。実際、駅のエスカレーターなどには「歩かないでください」などの掲示をよく見かけます(注意していなければ見落としてしまいますが)。デパートなどでは、「小さなお子様は手をつないでステップの中央に」とか「お歩きにならないでください」と常に放送が流れています。

けれど、ここまで定着してしまった「片側空けマナー」をなくすのはたやすいことではありません。これをなくすには、設置側と利用者側、双方の努力が必要です。

そこで、このマナーはおかしい!と感じている利用者として始められる行動を挙げてみます。

1.エスカレーターの片側空けを「当然のマナー」と考えている人が大勢います。けれどこれは、利用する人にとっても、エスカレーターにとっても(構造上、両側に立つことを想定している)好ましくない、ということを知人や友人に訴え、賛同してもらいましょう。FacebookやLINEなどのSNSを使えば拡散効果大です。この記事をFacebookTwitterで紹介してくださると嬉しいです(連絡不要)。

2.あなたが、小さな子供やお年寄り、足の不自由な方を連れて乗るときは、横に並んで乗ってみましょう。子供を突き飛ばしてまで突き進むような極悪人はいないはず。まずは「小さなお子様は手をつないでステップの中央に…」と絶えず放送しているデパートなど、急いでいる人が少ないところから。逆に、このような二人連れを自分の前に見かけたら、圧力をかけないように見守りましょう。

3.グループでエスカレーターを使うときは、みんなで仲良く並んで乗りましょう。一人ではできなくても、大勢集まればできる!

4.設置している側も更に踏み込んだ対策が必要です。多くの利用者の声が、現状を動かす大きな力にもなります。いつも利用している駅やお店に、投書を送ったり直接訴えたり、改善を呼びかけましょう。

多くの方にご賛同頂ければ心強いです。よろしくお願いいたします。

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〜写真集(名古屋、東京、ベルリン)〜

名古屋の地下鉄東山線エスカレーターでは目立つ掲示のおかげか、2列での利用が行われていました。(2016.2)

エスカレーターでの歩行をやめるように呼びかける掲示(東京)

ドイツの首都、ベルリンの中央駅のエスカレーター。みんな思い思いに左右に乗っています。小さな子供と手をつなぐお母さんの姿も。立っている人の間をすり抜けて歩く人は時々見かけました。(2015.9)